医療関係者向けセミナー

 本研修コースは、クライアントとの信頼関係の構築とモチベーションの強化を目指し、コミュニケーションスキルを高めていくことを目的にしています。 研修内容は、長年、医療現場における心理カウンセリングの実践を通して構築した独自のプログラムを取り入れ、コミュニケーション能力を高めていきます。 尚、セミナーの内容は、ご希望に合わせてご提供させて頂きます。

何げない人の行動は、その人の「欲求」「動機」「恐れ」から形成されていることが心理学的に明らかになっています。こうした患者さんの言動から、患者さんへの洞察を深め、科学的に理解していく方法身につけます。患者さんに対して、誤解や思い込みのない正確な理解は、その後のコミュニケーションにも効果的に影響していきます。同時に、対人関係におけるストレスを軽減していくことが可能です。より良い関係性を目指して・・・きっと、今までにない発見が得られることだと思います。

人から受ける印象は「言葉よりもむしろ言葉ではないところから大きく感じとる」ということをある心理学者が明らかにしました。つまり、どんなに素晴らしい言葉を言っても、それが表面的な言葉にすぎなければ、想いは相手には響かないということです。心身医学では「治療的自我」という言葉があります。信頼する主治医の前に座っただけで、患者さんは安心し、抱えていた痛みが緩和していくといった現象です。これは、治療する主治医の自我・人柄が大きく患者さんに影響していることを意味します。患者さんへの信頼関係の構築は、実は言葉ではなく、その人の姿勢・想い・気持ちが大きく反映しているということです。長年、医療現場で実践してきた独自の手法をご提供しましょう。究極のラポールを体験してください。

患者さんを理解するにあたって、患者さんからの情報収集が不可欠です。人は安心した関係、安全な環境であると認識した時、初めて本音を話してくれます。患者さんの正確な情報を収集していくにあたっては、こちらがいかに話すかということではなく、患者さんに「いかに患者さんに話して頂けるか」ということが重要なテーマであります。精神分析的には「中立」な姿勢で聴くことの重要性を挙げています。患者さんに感情移入することなく、ニュートラルな姿勢で聴く、さらに、正確な情報を収集していくための的確な質問方法を投げかける。ここでは、プロとしてのカウンセリングマインド・テクニックを身につけていきます。

治療を決定するにあたって、患者さんの中には、多かれ少なかれ“葛藤(迷い)”が存在します。その葛藤(迷い)を見逃すことで、次第に患者さんの心理状態に変化が現れます。それは、表現されることなく、後にクレームに発展していくことも少なくありません。ここでは、患者さんの葛藤(迷い)を扱い、解決し、患者さん自らの意志による純粋な自己決定へと促します。患者さん自らの決定は、治療へのモチベーションを高め、治療参加型医療を実現し、患者さん自らリスクも意識します。治療満足度を高めていく上で重要なテーマとなります。

患者さんへのモチベーションは非常に重要であることは周知の通りです。しかし、残念なことに、このモチベーションは永遠ではありません。誰にでも経験したことがあると思います。例えば、感動する映画を見ても、その時の感動は1年後には変わってしまうといった状態です。ある説によると、人の動機のピークは2週間までで、その後は低下していくということです。こうした中、患者さんの動機をできるだけ維持していくためには、普段からの患者さんの心のメッセージをキャッチしていくことが大切です。非言語的なメッセージから伝わる洞察に合わせて、心理学・行動科学的に基づく効果的なアプローチのノウハウを学びます。

患者さんが訴えるクレームの多くは、突発的なものではなく、むしろ、時間の経過のなかで増幅する感情の延長線に生じます。クレームへのリスクヘッジを考えるにあたって、日常的な患者さんへの外部観察を通して、些細な変化に気づき、効果的な質問方法を投げかけることで、患者さんの心理状態を理解することができます。その上で、患者さんに合った効果的なアプローチをしていくことでクライアントの満足度を高めることが可能です。 一方、生じてしまったクレームは仕方ありません。対応によっては、クレームはチャンスに変わります。迅速に判断し、的確な問題解決が求められます。患者さんのパーソナリティーを十分考慮したホスピタティーに富んだ行動戦略を身につけます。

今までのコースを通して学んだことを日々、実践して頂くことで学習効果が確実に身についていきます。研修効果を発揮するために、ここでは実際のケースを基に、疑問点や問題点をとり上げ、心理学的・行動科学的・分析的な側面からの解釈を入れながら、ロールプレーを通して問題解決をしていきます。 定期的に実施していくことが学習効果を発揮し、実践的に良い結果をもたらすことが期待できます。全ての内容は守秘いたします。

仕事をしていく上で、スランプに陥ったり、ストレスが溜まったりとモチベーションが低下することは誰もが経験することだと思います。心理セラピストも活用するセルフコントロールと自らへのモチベーションを身につけて、快適な自分づくりを始めましょう。自らの力を最大限に発揮できる手段でもあります。